読んだきっかけ
潰瘍性大腸炎とメンタル疾患をもつ友人が、味噌を自家製で作るようになったと言っていて、体調も良いと話を聞きました。そんなに難しくないと聞いて、私も挑戦してみることにしたのですが、どうして発酵食品を食べると体にいいのだろう?
腸の調子が良いとなぜ元気になるのだろうか知りたくてこの本を読みました。
本の紹介
腸内フローラ
医者いらずの驚異の力
東京医科歯科大学名誉教授 藤田 紘一郎
この本は、長年、寄生虫や感染免疫学に関わってきた著者が、腸は生命に関わる重要な判断を下すことができると言っており、いかに腸が大切かが書いてある本。
真の健康長寿や自分らしい人生を送るカギが書いてあります。
この本の目次
- 第1章 腸内フローラの正体とは?
- 第2章 腸内細菌の基本環境は生後10カ月で決まる
- 第3章 腸内細菌を元気にするもの、敵になるもの
- 第4章 心も腸内フローラがコントロールしていた
- 第5章 腸内フローラが整えば「健康腸寿」間違いなし
- 第6章 腸内フローラを整えると人生が変わる
腸内フローラとは
「腸内フローラ」とは、多種多様な腸内細菌群が織りなす生態系が花畑のように見えることからあらわされた表現で、「腸内細菌叢」とも呼ばれています。
p14.3行目~
腸内フローラは善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類の菌で構成されています。
善玉菌の代表的なものにはビフィズス菌や乳酸菌などがあります。体内を酸性に保ち、有害な菌の増殖を抑えたり、感染症を引き起こすウィルスや病原菌を撃退したり、免疫機能を高め、ビタミンを作り出すなどさまざまなよい働きがあります。
p22.3行目~
また、著者は腸内フローラを元気にするとうつにも勝てると書いています。
うつはセロトニンが不足することから発症につながるため、セロトニンの安定供給のため、腸の働きが欠かせないとのこと。
セロトニンを安定供給するためには、必須アミノ酸のひとつでもあるトリプトファンを適正に摂取することと、腸内フローラを整えることが必要です。
p90.6行目~
元気になるヒント
腸内フローラを整えると心も身体も元気になることはわかりましたが、実際どうすればいいのか。
その極意がp140から書いてありました。
腸内フローラを元気にする方法は大事なことなので何度も言いますが、第一に善玉菌を増やし、第二に悪玉菌を減らすことです。
p140.2行目~
善玉菌の一番好きなものを食べる。
オリゴ糖と食物繊維
食物繊維には水溶性と不溶性があるので、両方をバランス良く摂る。
そして、「プロバイオティクス」(腸内フローラを整えて健康維持に役立つ生きた微生物)を摂ると良いそうです。
私は、この本を読んで、食物繊維が足りていないことに気づかされました。
また、ストレスが多い日が続くとお腹の調子が悪くなることがあるのですが、逆にお腹の調子を整えればストレスにも強くなれるのではないかと思いました。
まとめ
腸内フローラの大切さが書いてあって、腸に良いことをすぐに始めたくなる本です。
腸内フローラを整える方法は、食物繊維、発酵食品、オリゴ糖が決め手とのこと。さらに心も腸内フローラが支配しているそうで、心も身体も元気になりたい人におすすめの本です。
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