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ストレングスモデルとは
ストレングスモデルは、1990年代前半に米国カンザス大学の社会福祉学部教授、チャールズ・A・ラップらによって提唱された障害者への支援技法で、将来のケアのとらえ方を転換するためのアプローチ。
問題解決モデルが有効である急性期を過ぎ、回復して社会での療養生活を考えるときに、ストレングスモデルの視点が必要になってくる。(参考文献より抜粋)
参考文献
リカバリー・退院支援・地域連携のための
ストレングスモデル実践活用術
萱間 真美
自分で試そうと思ったきっかけ
普段、訪問看護の仕事で、利用者さんとストレングス・マッピングシートを使用して目標を考えたりしています。
ストレングスモデルで物事を考えると、主体性が出たり、行き詰り感が脱出できたりと、便利だと思っています。
ストレングスモデルは「慢性期疾患をかかえた人を地域で支える」のに有効と文献に書いてあったので、自分は子宮腺筋症という疾患があるので、今回は自分の夢を文字にすべく、ストレングス・マッピングシートを自分で使ってみました。
ストレングス・マッピングシートとは
「その人らしさ」を戦略にするツールとのこと。
このシートに当事者と共同で取り組むことでストレングス(強み)を見つけ、育むことにつながるそうです。
ただし、このシートを完成させることだけが目的になってしまうと難行苦行になってしまう可能性があるので注意したいと書いてありました。
ストレングス・マッピングシートの書き方
シートは、主に対話によるアセスメント時に活用するものとのこと。
ですが、今回は自分で問いかけているような感じで作成しようと思います。
参考文献には、6つそれぞれの項目に対して、問いかけの例がありましたので、それを参考にして自分に問いかけてみました。(参考文献のp57~)
問いかけ例
<希望、私のしたいこと、夢>
- 今、やりたいと思っていることはありますか?
- 夢はなんですか?
- 今、楽しみにしていることは何ですか?何をしていると、楽しいですか?
- やりがいが持てることはありますか?
- あなたの考える理想的な暮らしは、どのようなものですか?
- 今住んでいるところは気に入っていますか?他に住みたいところはありますか?
<これまでの出来事>
- (夢が聞けた場合)どのようにして、その夢を持つようになったのですか?
- これまでどんなことがあったのか聞かせていただけますか?
- (大変だった話が聞けた場合)そんなときは、どうやって乗り越えていらしたのですか?
<病気によっておこっていること>
- どういうことが、今つらいですか?
- どんなことで困っていますか?
- その症状への対処法は、これまでどうされてきたのですか?
- 入院中に、解決していことは何ですか?
<体の状態>
- お体の具合はどうですか?
- 痛みはありますか?
- 困っている症状がありますか?
- どんなふうに困りますか?
<夢の実現に役立つ現在の強み>
- したいこと(夢)に役立ちそうな、あなたの強みは何ですか?
- それはどんなふうに役立ちそうでしょうか?
- (「ない」と言われた場合)これから一緒に探してみましょう。
自分の夢を文字にしてみよう
自分でマッピングシート埋めてみました。↓↓
まとめ
今回は、いつも利用者さんと使用しているマッピングシートを自分で使ってみました。
実際に使ってみて感じたことは、
強みのところを埋めるのが一番難しい( ;∀;)
でも、頑張って絞り出すと夢実現への目標が自然と浮かんで、自分の夢が近くなったように感じました。
つい、強みと言うと構えてしまうけど、ちょっとした思いついたこと何でも書いてみると書きやすいのではないかと思いました。
夢を文字にすると何か気持ちが上がるので、ぜひストレングス・マッピングシートを使ってみることをおすすめします!
参考文献の感想文も書いています
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