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だれのどんな悩みでも解決できて、精神科訪問看護で役立つ本

読書感想

今回読んだ本

精神科医が教える

ストレスフリー超大全

樺沢紫苑

この本を読んだきっかけ

私はもともと、よわよわなメンタルで、介護や不妊治療でうつになったことがありました。さらには、死産の後に、パニック発作に悩んだ時期もあったんです。

何とかストレスに強くなる方法はないかと、色々な本を読んでいました。

このたび、樺沢先生が、“ストレスフリー超大全”なる本を出版されたので、こりゃ自分の目的にぴったりの本だぁと思い、読んでみました。

著者紹介

樺沢紫苑(かばさわ・しおん)

精神科医、作家。札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。「情報発信をしてメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、YouTubeチャンネル「樺沢紫苑の樺チャンネル」やメルマガで累計50万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。

本の内容

この本は、仕事やプライベートの人間関係の不安、悩みを解消し、病気にならないために心と体を整える「決定版」とも言える内容の本。これまでの著者の執筆活動や、情報発信の集大成となっている1冊です。

この本の目次

  • はじめに
  • 本書の特徴
  • 序章 すべてのベースとなる「解決法」
  • 1章 他人ではなく「自分」を変える
  • 2章 「仲間」と「家族」が活力となる
  • 3章 「天職」を求め、「やらされ仕事」から抜け出す
  • 4章 「疲れない体」を手に入れる
  • 5章 心を整え、「新しい自分」にアップデートする
  • 終章 精神科医がたどり着いた「とっておきの考え方」

訪問看護の仕事で役に立ったこと

自分のストレス耐性を高めるために読んだ本でしたが、

訪問看護の仕事で、利用者さんと関わる際にとても役に立ちました。

主に1章の人間関係のところに書いてある部分が参考になりました。

p90~「他人を変えるにはどうすればいいのか

という話です。

ファクト1 他人を変えるのは、究極のストレス

とありました。

この本には、アドラーの名言が書いてあります。

健全な人は相手を変えようとせず、自分が変わる。

不健全な人は相手を操作し、変えようとする。

-アルフレッド・アドラー(オーストリアの心理学者)

私は、精神障害の利用者さんに、何かをお勧めする際、

なるべく無理強いをしないように心がけていましたが、

でもやっぱり、相手を変えたくて色々なことを発言していることに気づきました。

この本には、「他人を変えたい」という悩みに対して、4つのTo Doが書いてあります。p91~

To Do1 2つのメッセージを意識する。

「Youメッセージ」をやめて、「Iメッセージ」で伝える。

例)「宿題してほしい」→「宿題してくれると、お母さんは嬉しい」

To Do2 情報提供し続ける

「やれ」と言うほど、相手はその行動をとらない。

「こういうメリットがある」「こうやると楽にできますよ」という情報提供を続ける。

To Do3 半年以上待つ

To Do1と2の方法をとってどれくらいで効果が出るかというと

著者の経験上、「半年」かかるそうです。

To Do4 他人を変えるより自分を変える

北風と太陽だったら、「太陽」的に対応するほうが、はるかに簡単に相手は動くそうです。

ちなみに太陽的対応とは

  • ドーパミン型モチベーション
  • 快適を求める
  • 信頼・尊敬
  • 褒める
  • 認める
  • リスペクトする
  • ポジティブ

とのことでした。

まとめ

ストレスフリー超大全は、人生のあらゆる悩みに対する情報があるので、

自分の悩みだけでなく、訪問看護で出会う利用者さんの悩みに答えるときも、活用できると思いました。

本に書いてある情報は、「ぜひやった方がいい」などとごり押しせず、

Iメッセージや太陽的対応を意識して伝えていきたいと思います。

ラクに生きる方法を知りたい方、伝えたい方におすすめの本です。


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ありがたや~。精神科訪問看護のおたすけ本!

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