やってみたきっかけ
私は、慣れればわりと誰とでも仲良くできるのですが、人に合わせすぎて疲れたり、相手の機嫌を感じ取り、遠慮して言いたいことが言えないことがあります。
そんなことで、ちょいと人と距離を取りがち…。
本音を話したり、弱音を言ったり、人を頼ることが苦手(-_-;)
なかなか、他者と親密な関係が築けない人です。
今回、この悩みにセルフ・コンパッションが使えることがわかり、やってみることにしました。
参考文献
マインドフル・セルフ・コンパッションワークブック
自分を受け入れ、しなやかに生きるためのガイド
<著>クリスティン・ネフ、クリストファー・ガーマー
<監訳>富田拓郎
<訳>大宮宗一郎、菊地 創、高橋りや、井口萌娜
セルフ・コンパッションとは
参考文献の第一章に書いてあります。
セルフ・コンパッションとは、大変な状況にある友達が、仮にもこの大変な状況を振り払ったり、うまくいかないと感じたり、あるいは辛い人生の課題に直面しているさなかであったとしても、その友達に接するように、自分に接することです。
p9より
ちなみに、
セルフ・コンパッションを用いると、自分自身を敵から味方にすることができるそうです!
人間関係の悩みにセルフ・コンパッションが良いわけ
人間の感じる苦しみの多くは、人間関係から生じるとのことです。
そんなとき、なぜセルフ・コンパッションが良いのか??
人間には感情共鳴能力があるので、脳は他者に感情を伝えているのだそうです。
なので、人間づきあいで、ある人がネガティブな態度をとるので、別の人がもっとネガティブな態度になるという悪循環が起きることがあるそうです。
なんか、わかるなぁ…。
旦那さんと話していて、たいして怒っていなかったのに「なんで怒ってるの?」とか言われると、ムキーっ(; ・`д・´)tてなって、イライラした経験が多々あります(-_-;)
ちなみに…
人間関係での苦しみには少なくとも2種類あるそうで、
ひとつは、人間のつながりから生まれる苦しみ
(人が苦しんでいるときに感じる)
もうひとつは、人間の断絶から生まれる苦しみ
(拒絶されたり、傷ついたり、怒りや孤独を経験したときに感じる)
なのだそうです。
なるほど、大切な人が苦しんでいるのはつらい…
人から拒絶とかされて孤独もつらいですよねぇ( ;∀;)
そんなとき、セルフ・コンパッションがあれば大丈夫(^▽^)/
コンパッションは実はポジティブ感情なのだそうです。
参考文献に、こう書いてあります。
ネガティブ感情が悪循環した場合、セルフ・コンパッションを取り入れると好循環に変えられます。
p140より
ですって(^▽^)/悪循環を好循環に変えられれば、無駄な衝突などを防げて、
いい感じなわけですな╰( ̄ω ̄o)
他者と親密な関係を築くには
「他者と親密な関係を築くには、まずは自分自身と親密な関係を築く必要がある」と本には書いてありました。
セルフ・コンパッションを育むことは、自己中心的なことではなく、幸せで健康的な人間関係を築くのに必要なレジリエンスが生まれるそうです。
まずは、
自分自身とのつながりを感じることから始まります。
と、書いてありました。
まずは、自分と親密になれれば、人とも親密になれるのですね~(^▽^)/
さっそく、セルフ・コンパッション身に着けたい!
「人間関係でのセルフ・コンパッション」のワークやってみた
参考文献の第18章には
人間関係で役立つワークが3つ載っていました。
1つは、人間関係で対立したときのセルフ・コンパッションを使ったひと休み。
2つめは、自分の感情に必要なことを満たすエクササイズ
3つめが、「コンパッションのある友達」という瞑想のワークでした。
3つともやってみたところ、
私が良かったと思ったのは、3つめの瞑想のワークでした。
どんな瞑想のワークかと言うと…
イメージを使って、コンパッションのある自分の一部とつながるものです。
簡単に書いてみると…
・安全で心地よい場所にいることをイメージ
・コンパッションのある友達をイメージ
・友達が到着したところをイメージ
・その友達と話すところをイメージ
・現実へ戻るイメージ
以上のことを思い浮かべていくと…
あ~ら不思議。
自分がイメージした友達から、
良い言葉が生まれちゃったりするのです…
われながら、良いコンパッション持ってるなぁと感心してしまいました。
自分が答えを持っている感覚や、自分で自分を癒せる感じがしました。
参考文献には、イメージのヒントがたくさん載っているので、
ぼんやりとしか、思い浮かばなくても、十分効果を感じられました。
まとめ
人間関係の悩み・苦しみは多いけど、自分自身との慈悲深い関係を育むことで、防ぐことができるとのこと。
他者と親密な関係を築くには、まずは自分自身と親密な関係を築く必要があるそうです。
セルフ・コンパッションを育むと、
ネガティブ感情の悪循環を好循環に変えたり、幸せで健康的な人間関係を築くのに必要なレジリエンスが生まれるそうです。
参考文献には、人間関係でのセルフ・コンパッションのワークが載っていて、
行ってみると、悩みの答えがみつかったり、自分で自分を癒せる感覚を味わえました。
自分に思いやりを向けられると、
他者に感情をぶつけたり、共鳴しすぎたり、くれくれさん(いわゆるテイカー)な自分にならず、良い関係が築けるかもと思えました。
私のように、いまいち人と親密になるのが怖いなぁと思う人は、ぜひ読んでみることをおすすめします!
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