今回読んだ本
自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる
マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる
ラス・ハリス
岩下慶一・訳
この本を読んだきっかけ
DaiGoさんがラス・ハリスさんの本をおすすめしていたので興味を持ちました。
何といっても、題名がとっても気になりました。
私はとにかく自分に自信がないので。
ただ、自信がなくて行動できないから困っているのに〜と題名につっこみを入れていましたが、
行動できるコツも書いてあるのではと期待して読んでみることにしました。
著者紹介
ラス・ハリス
医師でセラピスト、ストレスマネージメントの専門家でもある。自らもアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)で不安との戦いを乗り越えた経験をもつ。著者『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』が30か国で読まれるベストセラーとなり、世界各地で医療関係者にマインドフルネスの活用方法を指導するワークショップを行う。
ACTの本『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』
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この本の内容(はじめにより)
「自信がない」ために自分の望みや夢、野心への挑戦を躊躇している人がたくさんいるとのこと。
この自信の欠如は愚かだからでも、怠惰、ネガティブ思考だからでも、不遇な幼少期のせいでもないとのこと。
その理由はただ一つ「自信のゲーム」のルールを知らないことだと著者は言っています。
本には、この「自信のゲーム」を始めるために必要なスキルについて書いてあります。そして、自分の活動分野で真の自信、成功、最高のパフォーマンスを引き出す方法について学べる本です。
この本の目次
- 第1部 ウォーミングアップ
- 第2部 諸刃の剣
- 第3部 何があなたを突き動かすのか?
- 第4部 恐れを手なずける
- 第5部 自信のゲームを始めよう
自信がないことを悩む必要なし
この本のp17〜著者もこれまで、どれだけ自信ないことに悩まされたかが書いてあります。
10代、20代の私は社会におびえ、自信のなさのかたまりで、のろまで愚かな鼻つまみものに見られることを恐れていた。
自信のなさは恋愛関係にも現れた。私は拒絶されるのが怖くて、酒の力を借りないと女の子を誘えなかった。
学業でも同じ問題を抱えていた。自分は学年で誰よりも馬鹿な学生だと思っていた。解剖学、生理学、生化学の、分厚く分かりにくい教科書を向き合うと、例の自己不振が頭をもたげてくるのだ。
医学部を卒業すると私の自己不信はいっそうひどくなった。-中略-誤診をしないか、いつもビクビクしていた。
わぁ。こんなに優秀な人でも自信がなくて悩んでいたのですねぇ( ;∀;)
そのような著者でしたが、
現在は自信をもって人々と接し、酒を飲むことも滅多になし。自信について研究し、その成果を本に書いているそうです。
この本を読めば悩む必要がなくなりそう(⌒∇⌒)と思い、読み進めると、
p30にびっくりするようなことが書いてありました。
もっと自信がもてるまで、私は自分の目標を達成できない。力を最大限にだしきれない。やりたいことができない。自分の理想とする人間としての行動ができない。
あなたはこれを真実だと思うだろうか?
と。
えー。思ってましたよぉ。ハリス先生。
もっと自分に自信がほしい…。自信さえつけば…。
この思考にはまればはまるほど
理想とする人生から遠ざかってしまうのですってΣ(・ω・ノ)ノ!
ちなみに
自信とは
〇確実感、確かであるという感情(感覚)
〇信用・信頼の行動
この2つの定義があって、
「自信の行動」「行動しての自信」が重要なのだそうです!
そして、この本の一番最初に重要なエクササイズが書いてあります。p24〜
「自分が無限の自信を得たとしたら…」という質問。
この質問は本書を読み進める前に考えてほしいと書いてありました。
この回答はうまくすれば価値と目標の両方を示してくれるそうです。
そして、著者は「人生をこう変える」のリストを作成し、
いつも参照することを勧めています。
価値は自信を育て、能力を高める上で重要な役割を果たすそうです!!
自信について悩んでるヒマはないですねぇ。
自分の価値をみつけて、行動せねば(`・ω・´)ゞ
自信がなくても行動するにはどうすればいいの?
行動することが大事だということは本を読んでわかったのですが、
やっぱりこわーい( ;∀;)
そんな中、読み進めると、この章にヒントがありました。
第4部 恐れをてなずける 第15章 感情に居場所を与えるです。p188〜
強い感情を手なずけるにはそれに名前を付けるのが良いそうです!
そのために使えるNAMEのテクニックを簡単にまとめてみました。
- N…notice 感情に気づく
- A…acknowledge 感情を承認する
- M…Make space 感情に居場所を作る
- E…Expand awareness 気づきを広げる(拡張する)
ステップ1:感情に気づく
⇒恐れがどこにあるか、どんな風に感じるか注意を向ける
ステップ2:感情を承認する
⇒「私は〜という感情に気づいた」など感情を自分と引き離す。
ステップ3:感情に居場所を作る
⇒自分の呼吸が感情の中と周囲に入り込むよう息を吹き込む
ステップ4:気づきを広げる(拡張する)
⇒自分の感情だけでなく、周りの世界ともつながる
うーんなかなか難しいけど、
私はいつもマインドフルネス瞑想を行っているので、
何となく意味はわかるような…
恐れってどんなものかよ〜く見つめて、
客観的に取り入れて、
恐れも、周りのことも見ていく的な感じかなぁ。
とにかく、練習するしかなさそうですね。
まとめ
自信のなさで困っている人はたくさんいて、著者もその一人だったそうです。
自信さえあればこんなこと、あんなことができるのに〜
という思考にはまってしまうと理想の人生から遠ざかってしまうとのこと。
自信がなくたって自信がある行動はできる!ってことで、
自分の価値に沿った「自信の行動」をすると、「自信の感情」があとからついてくるそうです。
でもやっぱり行動するのが怖いと思いますが、この本には、NAMEのテクニックを含め、ACT療法の、行動するのに役に立つテクニックがたくさん書いてあるので試してみる価値があると思います。
私のように、自信がないことに悩んでいる方は是非読んでみることをおすすめします!
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