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バリバリのビジネスマンの考え方って非常勤OTの私にも役に立つ?

読書感想

きっかけ

Twitterのスペースで、夜マジという会を開いてらっしゃった田端信太朗さん。たまたま何となくラジオ変わりのように聞いてみたところ、皆の質問や悩みにズバズバ答えていて、その答えが気持ちの良いほどオブラートにつつまない感じで、わかりやすく腑に落ちる内容だったので、この方はどんな人なのだろうと思い、本を読んでみることにしました。

今回読んだ本

ブランド人になれ!
会社の奴隷解放宣言
田端 信太朗

著者紹介

田端 信太朗(たばた・しんたろう)
スタートトゥデイ コミュニケーションデザイン室長。
1975年石川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
NTTデータを経てリクルートへ。フリーマガジン「R25」を立ち上げる。2005年、ライブドア入社、Livedoorニュースを統括。2010年からコンデナスト・デジタルでVOGUE、GQJAPAN、WIREDなどのWebサイトとデジタルマガジンの収益化を推進。2012年NHNJapan(現LINE)執行役員に就任。その後、上級執行役員として法人ビジネスを担当し、2018年2月末に同社を退社。3月から現職。

この本の内容(はじめにより)

世の中は大きく変わり、どんな大企業でも簡単に潰れてしまうようになって、会社が守ってくれるなんてことは幻想であると著者は言っています。
サラリーマンであっても、「自分という会社」を経営しなくてはいけない。
つまり、会社の名前ではなく自分の名前で仕事をする「ブランド人」にならなくては、だめになってしまうとのこと。
この本は、会社という鎖を嚙みちぎって、自分という「ブランド」を打ち立てるための武器をもつための知識を書いてくれた本です。

ビジネスマンの田端さんの考え方

この本を読んで、この著者が言いたかったことは、
会社に頼るな!
自分の価値を高めて、自分が役に立つことを(お客様に)売れ!
という強いメッセージと、具体的にやった方が良いことが書いてある本だと思いました。

本の最初の方に書いてあるのですが、


「今日1日の自分の仕事は、誰を喜ばせたのか?誰の役に立ったのか?誰から感謝されたのか?」

p21

まずはそこから考えて見て欲しいと著者は書いていました。
お~。これぞビジネスマンらしい考え方(@_@)

といったわけで自分も考えてみました…。
う~ん。”(-“”-)”
私の訪問リハビリという仕事は、
利用者さんが、地域で暮らすために援助する仕事。
利用者さんやその家族の方が、自分の思い描く生活に近づけたら喜んでもらえるのではないかなと思いました。

この本の内容で役に立ったこと3つ

バリバリのビジネスマンの著者が書いた本なので、
著者の経験談がいまいちピンとこない部分があるのですが、

その中でも平凡な非常勤のOTにも役に立ったことがありました!

ひとつめ
会社なんて幻想だ!
という章。
よく、「ウチの会社」という主語で話すと思うけど、
会社っていったい何を指しているの?という話。
社長のこと?経営陣?社員?

著者は、
会社という集合体はただの概念にすぎないと言っていて

目からウロコ\(◎o◎)/!
なるほど~。たしかに!


色々なものが混ざって、会社って呼んでいるだけで
たんなる呼び方なんだなーとビックリしました!
「会社」って、自分のデスクや会議室などを提供してくれて、フリーランスだとそれも自分で手配しなきゃなんだよって話。
そう考えると、非常勤のOTでも診療報酬の点数でお金を稼げて、道具も支給してもらえて、自分のデスクも提供してくれる会社があるってありがたいなぁ~と思えるようになりました(^▽^)/

役に立った知識
ふたつめは…
『徒然草』の一節
吾妻利秋さんという方が、おもしろくわかりやすく
超訳してくれたものを紹介してくれた所です。

これから芸を身につけようとする人が、「下手くそなうちは、人に見られたら恥だ。人知れず猛特訓して上達してから芸を披露するのが格好良い」などと、よく勘違いしがちだ。こんなことを言う人が芸を身につけた例しは何一つとしてない。
(中 略)
人間国宝も、最初は下手クソだとなじられ、ボロクソなまでに屈辱を味わった。しかし、その人が芸の教えを正しく学び、尊重し、自分勝手にならなかったからこそ、重要無形文化財として称えられ、万人の師匠となった。どんな世界も同じである。

p194~195

これを読んで、
上達してから芸を披露するのがカッコよい…


わたしもその考えあるある!
やらなくちゃ上達しないですよねぇ( ;∀;)
とにかく四の五の言わずにできなくてもやってみよう!
と思いました。

さいご、
3つめに役に立った内容は…
たかがカネのために働くな

という話。

自分が好きなこと、夢中になっている得意技を徹底的に極めつつ、「他人の役に立つ」という青臭い志で仕事をする。
この志があればお金はついてくると著者は言っていました。

ほんとかな~( 一一)
と疑いつつ…。たしかにお金のことばっかり考えているよりは、
仕事が長く元気に続けられそうだなと思いました。

まとめ

この本は、最先端企業に引き抜かれ続けている田端信太朗さんが、会社に頼らず「ブランド人」になるためのノウハウを書いてくれた本。
バリバリのビジネスマンが書いた本なので、体験談がピンとこずあまり役に立たなそうかと思いましたが、
非常勤のOTの私にも役にたつことがいっぱい載っていました。
ただ、出世とかSNSフォロワーの話とかは、自分の価値観とズレていて参考にしづらかったです( ;∀;)

著者は、失敗を恐れずバリバリ働いている話を書いているので、圧倒されつつも、なんか元気をもらえる本でした。ビジネスマンの目線も持っておきたいと思う方はぜひ読んでみることをおすすめします!


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