今回読んだ本
[新版]となりの億万長者
成功を生む7つの法則
トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ
斎藤聖美[訳]
この本を読んだきっかけ
YouTubeを見ていて知った、両学長(お金の大学の著者)がおすすめしていた本です。
本の題名を聞いた時、私って億万長者の人に会ったことないし、ましてや交流したことがないなぁと思いました。どこにいて、何して、どんな生活しているの?と興味がありました。
でもって、自分もお金持ちに近づけるヒントがないか読んでみることにしました。
著者紹介
トマス・J・スタンリー
アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者。ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、1973年に本書の共著者ダンコとともにアメリカ全土の億万長者を対象とした初の大規模調査を実施。現在は富裕層向けビジネスを行う企業や金融機関へのアドバイザーとして活躍。
ウィリアム・D・ダンコ
ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部名誉教授。スタンリーのパートナーとして数々の研究調査に参画してきた。また、ジャーナル・オブ・コンシューマー・リサーチ誌をはじめとする多くの経済メディアでも活躍。
この本の内容(イントロダクションより)
著者らは、本を書いた20年以上前から、人はどうやって金持ちになるかを研究しはじめたそうです。そこで奇妙なことに気づいたとのこと。それは、豪華な屋敷に住み、高級車に乗っている人々は、あまり資産を持っておらず、大きな資産を持つ人々は、そもそも高級住宅街に住んでいないということでした。
本には、あなたも資産は築ける。経済的自立は十分可能であると書いてあって、具体的成功の秘訣を、億万長者の研究を通じて得たデータを基に書いてくれています。
この本の目次
- 1 となりの億万長者を紹介しよう
- 2 倹約、倹約、倹約
- 3 時間、エネルギー、金
- 4 車であなたの価値が決まるわけではない
- 5 親の経済的援助
- 6 男女平等・家庭版
- 7 ビジネス・チャンスを見つけよう
- 8 職業:億万長者対遺産相続人
お金持ちってどんな人?
この本のp29〜どんな人が「金持ち」かの章に定義などが書いてありました。
本では、一般ピーポーの金持ちへのイメージ「ものをたくさん持っている人」を、金持ちと定義していないそうで、
お金持ちを別な角度から定義しています。
〜億万長者の定義~
金持ちかどうかを見るのに純資産で見る方法がある。いわば、カウボーイハットの大きさではなく、牛を何頭持っているかで計る方法だ。
純資産とは、現在の資産額から負債額を差し引いた価値をいう。
(中略)
この本では純資産を100万ドル以上持つ人を億万長者、金持ちと呼ぶ。
p30
なるほど、借金していいモノ買って高級なものに囲まれている人じゃなくて、負債のない資産家を金持ちと定義しているようですね(^▽^)/
そして、もう一つの金持ちかどうかを図る方法は、
「期待資産額」だそうです。
資産の額は、その人の年齢と収入に大きく影響されるそうです。
年齢に、税引き前の年間家計所得をかけ、10で割る。ここから、遺産相続額を引いた金額が「期待資産額」だそうです。
でもって、この「期待資産額」の2倍の資産をもっていれば「蓄財優等生」と言えるそうで、これもまた、お金持ちの資産を築くのに不可欠な要素だそうです。
どうやら、お金持ちというのは
負債がなくて、稼ぎが良くて、貯金できる人のようですねぇ…。
なんか、当たり前じゃーん!とつっこんでしまいたくなりましたが、
億万長者にも当たり前の法則が重要なのだと気づきました\(◎o◎)/!
ちなみに、億万長者の最大の特徴は…
「倹約」なんだそうです!
マスコミなどが、派手は人ばかりを取り上げるから、イメージと実際が違うようで、億万長者は意外と倹約家だそうです。
資産を築く(成功の秘訣7つ)
さて、どういう人がお金持ちになるのか?
p21に資産家のライフスタイルの調査でわかった7つの秘訣が書いてありました。
- 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。
- 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。
- 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。
- 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。
- 彼らの子供たちは、経済的に自立している。
- 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
- 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。
これらの7つの法則が、資産を築けて、お金持ちになれる秘訣なのだそうです!
自分にできそうなことをまとめると…
見え張らず、支出を抑え、親のお金をあてにするな。いい仕事しろーってな感じでしょうか。
まとめ
この本の訳者(斎藤聖美さん)が、あとがきで、『となりの億万長者』のすごいところは、お金を貯めるには攻めだけではなく守りに強くなければならないことを強調している点です。と、書いていました。
お金を守る力がないと確かに資産家にはなれなそうですねぇ…。
この本を読んで、もしかしたら、身近に億万長者はいるのではないかなぁと思いました。
いわゆる羽振りのいい人は、意外と資産はなかったりするかもしれません。
資産を築くヒントがほしい人は、ぜひ読んでみることをおすすめします!
この本をおすすめしている、両学長の本も読んでいます!
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