きっかけ
数年前、ヨガ教室に通っていたのですが、そこで初めて瞑想というものに出会いました。瞑想するとなんだかスッキリとした気持ちになるので、こりゃおすすめだと思ったのだけど、なんだか人に勧めにくかったんです。でもって、瞑想って何ですっきりするんだろうと疑問があってこの本を読みました。
本の紹介
1日10分で自分を浄化する方法 マインドフルネス瞑想入門
著者は瞑想やヨガの講師をされている吉田昌生先生。帯の文章とCD付に惹かれ、購入しました。この本は、マインドフルネス瞑想の効果、行い方のコツなどが書いてあります。でもって、本のレイアウトがすっきりしていて、シンプルな挿絵がとても良い感じな、とても読みやすい本です。
この本の目次
- はじめに
- マインドフルネス瞑想があなたにもたらすもの
- Chapter1 瞑想をはじめよう
- Chapter2 マインドフルネス瞑想 実践のコツ
- Chapter3 マインドフルネス瞑想のしくみ
- Chapter4 もっとマインドフルに生きるために
- おわりに
瞑想をおすすめするわけ
この本で最初に感動した点は、マインドフルネス瞑想があなたにもたらすものが書いてある章です。この本では、瞑想のもたらすものとして以下が挙げられています。
集中力が高まり、仕事・スポーツ・勉強などの効率が上がる
ストレスが解消され心が穏やかになる
EQが高まり、心が安定する
頭が明晰になり、洞察力が高まる
直感力、創造性が高まる
思いやり深くなり、人間関係が良くなる
内も外も若々しく、美しくなる
眠りの質が上がる
幸福感が高まる
ゆるぎない自信が育まれる
影響力、リーダーシップ能力が高まる
自分らしい人生を実現できる
p4~p10より
うわぁ。瞑想ってこんなに良いものなのか!とこれを読んで驚きました。しかし、それと同時にほんとかなぁ…と疑いの心も沸いていました。でも、本を読み進むと瞑想の効果が科学的に証明されてきたという話が出てきて少し安心します。
脳科学から見たマインドフルネス瞑想という章にこう書かれています。
つまり、マインドフルネス瞑想を実践することで、前頭前皮質への血流が増え活性化していき、「自分や他人の思考や感情の動きを対象化して理解する力」が高まっていくのです。これによって、ストレスが減り、衝動が抑制され、自分の感情を認識するといった自己コントロールのさまざまなスキルが向上するというわけです。
p98.5行~9行
これを読んで、上記の効果が期待できるのかーと少しほっとした気持ちになりました。
また、この本でもう一つ大変参考になった章がありました。それは、p92のマインドフルネス瞑想は、仏教+心理学という章です。
まだまだ平均的な日本人にとっては「瞑想」をするというのは、非日常的なもの、宗教的なものであるというイメージが強いようです。日本では90年代に起こった事件の影響もあって、宗教的なものに対する抵抗があります。それに関連して瞑想に対してあやしいイメージが持たれやすい状況があるのも、致し方ないことなのかもしれません。
p93.5~9行
しかし近年、欧米において脳科学や心理学分野で瞑想の効果が証明され、宗教色や信仰とは切り離されたカタチで、洗練され、逆輸入されてきたわけです。
p93.10~13行
この話は瞑想をおすすめする時にはじめに話しておくと、とても説得力が増した気がします。私も瞑想を続けるモチベーションがさらにUPしました。
まとめ
瞑想の良さが存分に書いてある本。人にマインドフルネス瞑想をおすすめするのにとても役に立ちました。瞑想を続けていくモチベーションが上がること間違えなしです!
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