きっかけ
今日は精神科訪問看護のGAF尺度についての、オンラインセミナーに参加しました。
そこで講師の小瀬古伸幸先生が、アウトプットの大切さを説明されていたので、勉強になったところをブログにアウトプットしてみることにしました。
今回受けた講義
「こころのナース夜野さん」から読み解くGAF尺度 どう評価すればいいのかを徹底解説!という精神科訪問看護のオンラインセミナー。
講師は小瀬古伸幸さん。精神科認定看護師の方で、いつも困ったときに読んでいる通称「横綱本」を書いた方の講義でした。
勉強会で使用された漫画はこちら
「こころのナース夜野さん」
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私がGAF尺度で、間違ってたとこ
勉強会では、
例題を4問ぐらい出してくれたのですが、私は全部高めに答えてました(-_-;)
なんで間違えてしまったのか自己分析したみたところ…
利用者さんの状態が、一番悪かった場面が、
評価する時点で一見落ち着いていて、機能が良好になっているように見えた部分に焦点を当てているからではないかと思いました。
要するに、
ついつい、良い部分に焦点を当ててしまいがちってことでした。
GAFは一番重い値を付けるルール。
問題になっている面が評価期間中に出ていなくても、
その方の重症度や機能レベルが必ずしも上がっているとは限らない…。
そこを忘れないようにしないといけないなと思いました!
一見良い状態に見えたり、本人が大丈夫と言っているのを、
GAFの点数に反映しすぎてしまってました(-_-;)
これが私の間違いでした(;^ω^)
セルフケアのアセスメントの重要性
今回、勉強会に参加して、
GAF尺度をなるべく正確につけるために、
セルフケアのアセスメントが大切であることがわかりました。
セルフケアのアセスメントができれば、点数をつけるにあたっての根拠が自分で考えやすい(^▽^)/
勉強会で、
セルフケアのアセスメントの表を教えて頂いたので、セルフケアを数値化して記録したことがなかったので、さっそく使ってみようと思いました。
ちなみに表は
6つのセルフケア領域(オレム・アンダーウッドモデル)を
1(全介助)~5(自立)の数値で記録できるものです。
私は、この<安全を守る力>部分の評価が薄かったことに気づきました。
GAF尺度の精度を高めるために
だいぶ、今回の勉強会で例題で付けた点数がずれていた私。
精度を上げるために必要なこととして、
妄想をアセスメントすることも大切だと思いました!
妄想がありながらも何とか生活できていることを評価しすぎてしまい…
妄想が、利用者さんの行動に、どれぐらい制限を与えているかを見れていなかった。
これも気を付けたいと思いました!
まとめ
GAF尺度を正確につけることはとても難しいなと感じましたが、とにかく点数を付けた根拠を良く話し合うことが大切だということが分かりました。
そのためにはセルフケアの能力や妄想などの精神症状をしっかりアセスメントすることは大切で、
私は特に本人の良い面を考慮してしまう部分が強いことに気づいたので、
アセスメント表を使って数値化し、客観的に観ることが大切だと思いました。
表を使って整理し、GAFの点数を付ける時にはいったん強みの観点は切り離せるようにしたいと思います。
GAF尺度が導入された背景には、精神科訪問看護の質が問われているとのこと。点数の根拠がしっかりと語れるように利用者さんを評価していきたいと思いました。
私のように、GAF尺度がうまく付けられず困っている方は、とてもわかりやすい勉強会であるため、小瀬古先生のセミナーに参加することをおすすめします!私は、質問に丁寧に答えていただいて、ほんとうに助かりました。
小瀬古伸幸さんの代表作「横綱本」の感想も書いてます。
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ありがたや~。精神科訪問看護のおたすけ本!
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