今回読んだ本
Think CIVILITY シンク・シビリティ
「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
クリスティーン・ポラス
夏目 大(訳)
この本を読んだきっかけ
YouTubeにはまり、両学長という方の存在を知りました。
その方がこの本をおすすめしていて、以前から購入してパラ見していました。
このところ、職場の直属の上司(年下の頑張っている女性)が何歳も年上の方々を部下や上司に持っている大変さをこぼしていて、何か手伝えることはないかなぁ。と思っていたら、この本がとても参考になりそうだったので、この機会にしっかりと読んでみることにしました。
著者紹介
クリスティーン・ポラス
ジョージタウン大学マクドノー・スクール・オブ・ビジネス准教授。
活気ある職場を作ることを目的とし、グーグル、ピクサー、国際連合、世界銀行、国際通貨基金、米労働者・財務省・司法省・国家安全保障局などで講演やコンサルティング活動を行う。
この本の内容
この本は、過去20年にわたって、職場環境について研究し、コンサルティングなどを行ってきた著者が「職場の無礼」について書いた本。
著者は、働く人が気持ち良く仕事をして大きな成果を出せるような、明るい職場や企業文化を作るため、「無礼な態度がいかに大きな害をもたらすか」を多くの人に理解してもらおうと普及している方です。
本には、「礼節」がいかに大切か、書いてあり、無礼な人への対応策も具体的に書いてあります。日常例が出てきて、とても読みやすく実生活に役に立つ本です。
この本の目次
- 第1部 なぜ礼節ある人は得をするのか
- 第2部 あなたの礼節を高めるメソッド
- 第3部 礼節ある会社になる4つのステップ
- 第4部 無礼な人に狙われた場合の対処法
「無礼な人」いわゆる「困った人」について
この本に出てくる無礼な人というのはどんな人のことを指しているのでしょうか?
それは第1章に書いてありました。
まずは「無礼」について知ろうp2〜の所です。
無礼ってひと口にいっても、幅があるそうで、
単に他人を軽んじるくらいの無礼さもあるけど、ひどいと他人を貶めるために意図的に話を聞かないという人も…。
無礼な言動の例としては
・会話の途中で興味が持てないからその場から去ってしまう
・会議中なのに電話に出る
などなどが挙げられるそうで、小さなことから大きなものまで様々。
無意識に自分もやってしまってそうで怖い(;’∀’)なと思いました。
とにかく、どの場合でも重要なのは、以下のことだそうです!
その言動が本当に相手に対する尊敬や配慮を欠くものだったのかどうか、ではない。重要なのは、された方がどう感じたかである。尊敬や配慮を欠く扱いを受けた、と相手が感じるかどうかだ。
p5より
自分はそんな気がなくても、相手が嫌な気持ちになる態度をしたらアウト。
それはもっともだと思います。その当たり前が大切なのですねぇ( ;∀;)
といったわけで、「無礼な人」って相手が嫌がることを平気でしてくる「困った人」ということだと思いました。
「無礼な人」の影響を受けずに働くには
無礼な人、いわゆる困ったさんが職場にいたって、相手に振り回されないで、働ければいいですよねぇ。
そのヒントが第14章―無礼な人から身を守る方法―という章に書いてありました。
無礼な人から身を守る対処法まとめてみました
- すぐにやり返してはいけない
- 無礼な人と話し合う時は事前準備が必要(目的は明確に)
- 「自分は成功している」と思えれば、影響を受けない
- この状況から学べることはないかと考える
- 自分は悪くないと思えることも大事
でもって著者は、無礼な人の影響を受けないためには、
過去ではなく、未来に目を向けることも大切と言っています。
「あの人は無礼で困った人でぶつぶつぶつ…」なーんて過去のことばかり振り返って過ごしたくはないですもんね。
ちなみにp289〜
具体的に未来に目を向ける7つの方法が書いてありました。
- [方法1] 目標を定め、進歩を実感する
- [方法2] 自分を成長させてくれるものを見つける
- [方法3] メンターの助けを得る
- [方法4] 食事、睡眠、運動、マインドフルネスを活用する
- [方法5] 仕事に意味を見出す
- [方法6] 社内外で良い人間関係を築く
- [方法7] 社外の活動で成功を目指す
結局、自分がどうしたいか!ってことなのですね。ゆるがない自分がいれば、周りも落ち着くことも間違えない!良い職場環境にするため、自分も頑張りたいと思います!
まとめ
「無礼な人」いわゆる困ったさんはどこにでもいると思います。
無礼さは、生産性を下げるなど、様々な悪影響をもたらすとのこと。
そのため、「礼節」は大切で、自分が礼節をもって対応すると相手も礼節をもって接してれるようになるそうです。
それでも、やっぱり困ったさんは一定数いるわけで、
どうにか、無礼な人の影響を受けずに、良い環境の職場で働きたいものです。
この本には、他にも具体的な対応策が書いてありました。
とにかく、「自分はどういう人間になりたいのか」これがはっきりしていることが重要とのこと。
自分の価値観などを普段から見直しておく作業は、続けていこうと思います。
価値観探しの本、色々読んでます。
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