きっかけ
YouTubeでマコなり社長って方が勧めていた本で、タイトルが気になったものを、何冊かまとめて購入して、この本はその中の1冊でした。
訪問看護で作業療法士として働く際、利用者さんをしっかりと観察し、客観的に評価・考察しなければならないので、ぜひ観察力を鍛えたいと思い、読んでみました。
今回読んだ本
観察力の鍛え方
一流のクリエイターは世界をどう見ているのか
佐渡島庸平
この本の内容(はじめにより)
この本は、学術的な観察を知りたい人には物足りなく感じるかもしれないけども、観察力を鍛えたいという人には、ヒントとなるものが書かれているそうで、
リンゴが落ちるのを見て、引力に気づけるような観察力を身に着けることをを目指して、観察についての旅ができるよう、書かれた本だそうです。
新書で漫画も挿絵に入っており、238ページの本なので、とても読みやすくてわかりやすい本でした。
いい観察力とは
著者は1章で観察力についてこう書いています。
経営や創作に役立つ能力とは何かを考えたときに、僕が直観的に思ったのが「観察力」だ。
観察力を鍛えると必然的に他の能力を鍛えられる。
p12
といったわけで、著者は
観察力こそが、ドミノの一枚目だ
と言っています。
どうやら、観察力は他の能力を鍛える土台となるようですねぇ(@_@;)
ちなみに、
観察ってのは辞書によると…
観察:物事の状態や変化を客観的に注意深くみて、組織的に把握すること
なのだそうです( ..)φ
でもって、著者はいい観察と悪い観察があると言っています(=゚ω゚)ノ
いい観察は、ある主体が、物事に対して仮説をもちながら、客観的に物事を観て、仮説とその物事の状態のズレに気づき、仮説の更新を促す。
悪い観察は、仮説と物事の状態に差がないと感じ、わかった状態になり、仮説の更新が止まる。
なので、「いい観察」は問いと仮説の無限ループを生み出し、解きたくなるモチベーションになりうるそうです!
いい観察力を鍛える方法
いい観察力をつけるために知っておきたいことは、
客観的に物事を観て、仮説の更新する際に、ジャマなモノを
知っておく必要があります。
この本の1章に書いてあったので、簡単にまとめてみました。
以下の3つを避けられれば、いい観察ができるそうです。
観察を拒むもの1
認知バイアス
認知が先にあり、そのあとに観察があると、認知に関しては無意識的な行為で制御できない。
例)探し物をしている時、近くにあるのにみつからない…。「ここにはない」という既存の情報が、観察を邪魔している。
観察を拒むもの2
身体・感情
観察者の身体・五感を通じて観察をするので、その状態によって観察の質が大きく左右されてしまう。
例)イライラしているときと、機嫌がよいときでも、観察の質が変わってくる
観察を拒むもの3
コンテクスト
人間の脳は、何かに注目するとそこに「ロックオン」する特徴があり、
「時間」と「空間」を同時に注目することは難しい。
例)だらしない恰好だと思っていても、周囲もリラックスした格好なら、TPOに合っていて、ちょうどいい恰好となる。
上記の要素を知っておき、
自分の観察の偏りに気づかないといけないわけですね~( ;∀;)
いい観察には愛が必要?!
この本を読んで、
いい観察は、問いと仮説の無限ループがおきる
ということがわかりました。
でもって、無限ループが起きていると…
永遠に「わかった!」はこないそうで、
自然にあいまいな状態にい続けるそうです。
なので、
「あいまい思考法」を受け容れることが大切と書いてありました。
わからない状態に身を置いて思考を停止しない
それはそれは大変なわけで…
観察対象に「愛」がないと到底できない!!
そして、いい観察ができると「愛」は深まるそうです(^▽^)/
判断保留をしながら観察を継続する。
あるがままを見る。
マインドフルネスにもつながっていますねー(⌒∇⌒)
私も、愛を持って観察できる人間になろうと思います。
まとめ
観察には、
いい観察と悪い観察があり、
いい観察ができると、
観察力を土台に他の能力のUPが期待できるとのこと。
いい観察をすると、
問いと仮説の無限ループがおきる
そうで、そのためには、
観察を拒むものを避けることが大切だそうです。
偏りなくフラットに観察ができるようになると…
自然と答えがみつからない
あいまいな状態になるので、
そのあるがままを認めることも大切なのだそうです。
この、根気のいる観察の作業は、
たしかに、「愛」がなければできないと思いました。
ちなみに、いい観察はより深い愛も生むそうです。
これにはマインドフルネスは大切と思い、これからも瞑想の習慣を続けたいと思いました(^▽^)/
私のようにいい観察力をつけたいと思った方は、ぜひこの本を読んでみることをおすすめします!
観察力にはマインドフルネスも大切。
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