今回読んだ本
マインドフルネスを始めたいあなたへ
毎日の生活でできる瞑想
著 ジョン・カバットジン
監訳 田中麻里
訳 松丸さとみ
この本を読んだきっかけ
私はヨガを習っていた時に瞑想と出会いました。そこから、マインドフルネスに興味を持って、色んな本を読んで、メリットや、行い方を調べて、毎日10~15分ぐらいのマインドフルネス瞑想をするのが日課となりました。
もう2~3年は行っていると思うのですが、ふと瞑想の途中などで、「あれ?私ってちゃんと瞑想できているのだろうか?」と思うことがあり、初心にかえるべく、この本を読んでみました。
この本の内容(序より)
ストレス軽減クリニックに紹介されてくる患者のことを思いながら書いた、前作『マインドフルネス・ストレス低減法』という本とは違う趣旨で書かれた本とのこと。
緊急性の高い問題やストレスや痛み疾患があってもなくても、マインドフルネスの瞑想の本質と、その応用の仕方を簡潔に理解できるよう書いてくれた本です。
これまで細切れだった情報を統合したいという人にお薦めとのこと。
マインドフルネスについての様々な疑問が、これ一冊で解決できるような、とってもわかりやすい本でした。
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マインドフルネスを知りたければカバットジン博士の本がGood(^O^)
著者紹介
ジョン・カバットジン
マサチューセッツ大学医学部名誉教授。マサチューセッツ大学医学センターのストレス低減クリニックの創設者であり、現在も世界各国で、医師や医療従者向けにマインドフルネスストレス低減プログラム(MBSR)の指導にあたっている。
ちゃんと瞑想ができているのか?
この疑問に答えてくれている所がありました。
p14~まさにこれがそのもの~の章です。
人は、リラックスするため、特別な状態を経験するため、よりよい人間になるため、ストレスや痛みを軽減するため、古い習慣やパターンを打ち破るため、自由になるまたは悟りに達するために瞑想をしたいと思うものです。
これらすべては、瞑想をはじめるのにもっともな理由ですが、それと同時に、もしあなたが瞑想をしているからこれらのことが起こると思ってしまったら、問題をはらむことになります。
なるほどー。効果を期待しすぎちゃうと、なんか効果ないかも~って思い、やり方が悪いのかなぁ…など迷ってしまうのですねぇ( ;∀;)
といったわけで、
瞑想は、何かを達成しようという思いを手放して行うと良いそうです。
マインドフルネスに正しい方法などない⁉
正しいやり方ないの( ;∀;)と思いましたが、
瞑想がちゃんとできているのか問題について一番わかりやすく書いてある章がありました!
それが、p133~正しい方法などありません~の章です。
瞑想を実践するための「正しい方法」などというものは本当にまったくありません。豊かな可能性を意識しながら、新鮮さをもってそれぞれの瞬間に出会うことが一番です。
注意深く見つめ、その後、過ぎた瞬間にしがみつくことなく、次の瞬間へと手放します。
p134~135より
自分の直接的な経験を維持そして尊重し、これが本来自分が感じるべきことなのだろうかと心配しすぎないことが一番でしょう。
あなたが岩の上を進む際に、バランスを保つための道を見つけ出す自分の足を信頼するのと同じように、この瞬間にあなた自身がする経験を信頼してみてはいかがでしょうか?
p135より
でもって、私は、この章のエクササイズがとってもわかりやすかったです!
そのエクササイズとは、
瞑想の最中に次のような考えが浮かんだら、常に気をつけてください。「自分はちゃんとできているだろうか?」~中略~
これらの疑問に答えようとするのではなく、その瞬間のより深いところを見つめるようにしてみてください。~中略~
ただ、観察し、包み込み、開き、その状態のままでいさせ、受け入れましょう。
今です。この一歩だけ。この瞬間だけ。
p136~エクササイズより
自分、ちゃんと瞑想できてるのか不安は、
その考えに気づいて、その問題を解決しようと思うのではなく、あるがまま、そのままにして、受け入れると、乗り越えられることがわかりました。
まとめ
瞑想を毎日していると、頭はスッキリする感じがするし、ストレスにも強くなった実感がありました。そこで、もっと上達して、もっと良い効果を得たいぞという気持ちが湧いていましたが、この本を読んで気づきました。
この考えこそが、自分はちゃんと瞑想できているのだろうか?問題につながっていたのだということを…
この本の序盤に瞑想についてこう書いてあります。
「何かをするのではなくて、ただ座りなさい」と…。
瞑想は立ち止まり、その瞬間に存在することが全てとのことです。
この本を読んで初心に帰ることができました。
私のように瞑想をしていて、ちゃんとできているのか心配になった方は、
是非読んでみることをお薦めします!
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