この本を読んだきっかけ
私は、もともとストレスをためやすく、よわよわなメンタルでした。
でもって、訪問看護の仕事で出会う利用者さんから、ストレス解消ってどうしてますか?と聞かれることが多かったので、役に立ちそうだなと思い、この本を読んでみることにしました。
今回読んだ本
超ストレス解消法
イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド
鈴木 祐
著者紹介
鈴木 祐
サイエンスライター。慶應義塾大学SFC卒。年に5000本の科学論文を読み続け、雑誌やウェブで最新の健康科学の執筆を手がけている。
本の内容(まえがきより)
ストレス解消法は質より量の方が大事とのこと。ストレス解消法をたくさん持っておけば、心に余裕が生まれるそうです。この本を読んでテクニックを実践すれば、自分なりのストレスに対応した、自分だけの対策が取れるようになるそうです。
この本は、世の中に山ほどある「ストレス解消法」のなかから、本当に効く100個を厳選してまとめてくれています。
この本の目次
- まえがき
- 本書の正しい読み方
- 第1章 当たり前なのに誰もやらないストレス対策の超基本
- 第2章 どうしてもあなたのストレスが減らない3つの根本原因
- 第3章 すぐに効いて効き目長持ち!ストレス対策の三種の神器
- 第4章 最速でイライラが激減!18の超時短メンタルトリック
- 第5章 無敵のメンタルを手に入れる!ストレス解消「ゲーム化」ガイド
- おわりに
- 参考文献
やばいストレスとは
ストレスの種類は3つあるそうです。
もっとも人生へのダメージが大きいストレスがあるそうです( ;∀;)ヤバい!
そのストレスとは、ロングストレスとのこと。
ストレスの種類3つ
種類1 ショートストレス
短い時間にだけ感じるストレス⇒「お腹を壊した!」「あいつムカつく!」
種類2 ループストレス
ショートストレスを何度もくり返してしまうストレス⇒昔の仕事のミスを何度も思い出して落ち込むなど
種類3 ロングストレス
ループストレスが深刻化し、慢性化してしまった状態⇒「ブラック企業に入ったが辞められない…」「ずっと借金の心配をしている…」など
ひえ~ロングストレス怖いですねぇ(´;ω;`)
こりゃ、ますますストレス解消法を手に入れたいです。
ストレス解消法(訪問作業療法で使ってみた)
この本には、ストレス解消法のテクニックが100個載ってます。
中々多くて大変なのですが、第5章(p288~)に、RPGのゲーム風に、レベルごとにまとめてくれています。
レベル3の内容が訪問作業療法で、取り入れやすいと思いました!
それが、「三種の神器を使いこなす」です。p298~
三種の神器とは
「呼吸」「運動」「自然」の3つだそうです。
実際に行ってみました。
「バルーン・ブリージング」p147の呼吸法をしてから、近くの公園を散歩する。
ほとんどの利用者さんはスッキリとした表情になり、ストレス解消できている方が多いです。
ただ、引きこもりの方は散歩できない方もいるので、そんな時は部屋で呼吸法を取り入れたストレッチなどをしています。
ストレス解消法(自分が取り入れて良かったもの)
私が気に入っているストレス解消法は
「エクスプレッシブ・ライティング」です!
私はけっこう心配性で、あまり他人にグチを言わない方なので、ストレスをため込みやすいのですが、これをやると「ストレス解消できてるなぁ~」と感じられました。
エクスプレッシブ・ライティングのやり方(3つのポイント)
p66に方法が簡単に書いてあります。
・自分が体験したネガティブな経験について、その時に抱いた感情や思考を包み隠さず書き記す。
どんなことでも書いて構わないそうです。
3つのポイント
ポイント1 まずは4日間だけ続けてみる
ポイント2 1日20分は書き続ける
ポイント3 慣れたら悩みを展開する
私の場合、20分が長くて取り入れづらかったので、
10分だけメモ紙に殴り書きしてます!
「肩がこったぞ!毎日ヨガやってんのになんでだ!」「忙しいのに余計な仕事をおしつけるなー!」とか、汚い字で、とても人には見せられない感じの内容を書きまくる。
で、終わったら日記に気づきを書く。
ちょっとアレンジして取り入れていますが、ほんとにスッキリ感あります!
無敵のメンタルとは
この本は、無敵のメンタルになることを目的として書いてあるのですが、
んじゃ、無敵のメンタルって何?と思ったところ、
p312に詳しく書いてありました。
ネガティブな思考と感情の流れを見つめ続け、
「ラスボスは自分だったのだ!」と腑に落とすことだそうです。
つまり、「すべてのストレスの原因って結局は自分じゃないの?」という実感。
なんとこの仕組み、2500年前にすでに見抜いていた人物がいるそうで、
仏教の開祖であるブッダだそうです。
この本には、ブッタの言葉が紹介されています。
「正しい考え方を知らない者は、苦しみを感じると、嘆き悲しんで、いよいよパニックを起こしてしまう。これは、第一の矢を受けてから、さらに第二の矢をうけてしまったようなものだ」
(「雑阿含経」より)
「正しい考え方を学んだ人は、不快なことがあっても、いたずらに嘆き悲しんで、混迷にいたることがない。それを、私は『第二の矢を受けず』というのである」
(「雑阿含経」より)
なるほどー。ストレスの原因は自分ということに気づいて、正しい考え方をすれば、ヤバいストレスは回避できるのですね。
難しいなぁ…。
まとめ
この本には、ストレス解消法について、100の科学的メソッドが書いてあります。
ストレス解消法は、なんぼあっても困りません。
できそうなモノだけでも取り入れると良いかと思います。
自分に合った解消法を見つけられること間違えなし!
ストレス解消したい人は、是非この本を読んでみることをおすすめします。
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