今回読んだ本
消したくても消せない
嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法
大嶋 信頼
この本を読んだ動機
私はふだんFacebookやInstagramといったSNSを利用しています。
いつも誰にでもというわけではないのですが、子どものことをあげている記事を見たとき、時々心がモヤモヤすることがあるんです。
これは嫉妬や劣等感からくるものと思うのですが、何とも心が狭くなったように感じて嫌で、“一瞬で消す方法”をぜひとも知りたいと思い、読んでみることにしました。
ちなみに、精神科医の樺沢紫苑先生が、ストレス大全という本で紹介していた本です。
著者紹介
大嶋 信頼(おおしま・のぶより)
心理カウンセラーで、株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役の方です。
カウンセリング歴25年、臨床経験のべ8万件以上(2018年7月)
「自由にいきられるようになるということは、生活の中で的確に自己主張ができるようにあり、より幸せな人生を選択できるようになること」と考え、多くの人が自由に生きられることを目指し、治療を行っている方だそうです。
本の内容
嫉妬や劣等感の仕組みがわかると心が晴れてくるとのことで、
この本では、嫉妬や劣等感がどのような仕組みで起こるのか、脳科学と心理学の観点から説明してくれています。
さらに、嫉妬・劣等感を一瞬で切り替える方法も具体的に書いてあり、嫉妬から解放され自由な人生を歩むのに良いヒントがつまった本です。
この本の目次
- はじめに
- 第1章 ちょっとした刺激で「嫉妬の発作」が止まらない!
- 第2章 どうして嫉妬してしまうの?
- 第3章 醜い感情から脱出!もう二度と苦しまない
- 第4章 他人からの嫉妬で足を引っ張られない方法
- 第5章 その話題が出るだけで固まってしまう!劣等感の正体
- 第6章 無意味な争いのない、本当に自由な世界へ
- おわりに(読むだけで気持ちが楽になるスクリプト)
このモヤモヤは何?
この本を読んで、このモヤモヤの感情は、嫉妬・劣等感なんだなぁと思いました。
本によると、「嫉妬」は動物的な反応だそうです。
p027に嫉妬についてこう書いてあります。
嫉妬の発作が起きてしまうのは、「注目が奪われる!」という感覚があるから。
動物的な発作であるがゆえに、「相手を排除して自分に愛情を向ける」という“破壊的行動”は人間社会では裏目に出てしまいます。
これを読んで、嫉妬は誰もが起こる感情なのかと安心しました。
どうして嫉妬(モヤモヤ)するのか?
この本の第2章に書いてありました。
嫉妬するのには条件があるそうです。
「相手が自分よりも“格下”のはずなのに、自分よりも優れたものを持っている、または賞賛を得る」こと。
p40
つまり「自分よりも相手が下のはずなのに!」というものです。
p40
これを読んで、
私の場合、特に結婚した時期が同じくらいの少しだけ年下の人が書いた、子供の投稿にモヤモヤを感じていることに気づきました。
結婚して子供ができていく順番は、おおむね歳の順番にくるという観念があったようです。
ただ、私の場合、あの子(死産した時の子供)が生きてたらこのくらいかなぁと、すこし苦しいような気持ちもあるんじゃないかなと気づけました。
心のモヤモヤを抜け出すには
まずは気づくことが大切で、「嫉妬は発作」と考えるのが良いとのこと。
発作が出ても何もしないのが良いそうです。もちろん人に相談もしない。
おさまるのを待つ。
また、対処法として下記の方法が書いてありました。
5年後、10年後、そして15年後や20年後の自分の脳にアクセスしてみると、嫉妬の発作がいつの間にかおさまって、周りの人たちと不思議な一体感が感じられるようになるのです。
p80
と。私は、少し俯瞰して観るってことかなと考えました。
さらに、本には
セルフイメージを高くすることや、「本来の自分の姿」に戻ることも
大切だと書いてありました。
まとめ
嫉妬は誰にでも起こる発作のようなもの。何もせず、おさまるのを待つのが一番。
劣等感と嫉妬は密接な関係で、
セルフイメージを高くし、「本来の自分の姿」に戻ることも大切。
私はこの本を読んでから、心のモヤモヤとの付き合い方がわかりました。
なぜ嫉妬するのかがわかるだけでも、心がスッキリするので、ぜひ読んでみることをおすすめします!
劣等感を消す方法他の本も読んでます。
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