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自分が変わればいいってわかっちゃいるけど、どんな風に変わればいいのだろう?

読書感想

今回読んだ本

相手は変えられないならば自分が変わればいい

マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係

ラス・ハリス

岩下慶一・訳

この本を読んだきっかけ

数年前から、色んな本を読んで、相手を変えようとすると大変だということが分かり、その考え方を身に着けたら、ストレスが少なくなったように感じました。

ただ、自分が変わればいいのはわかってはいるのですが、いったいどういう風に変わればいいのだろう?と思い、この本の題名に惹かれて読んでみました。

著者紹介

ラス・ハリス・著者

医師で心理療法士であり、ストレスマネージメントの権威でもある。国の内外を旅して、人生のコーチや心理学者、医者、その他の医療関係者にマインドフルネスの利用方法を指導するワークショップを行っている。

岩下慶一 ・訳

ジャーナリスト・翻訳家。ワシントン大学コミュニケーション学部修士課程修了。主に米国の文化・社会をテーマに執筆を行っている。

この本の内容(はじめにより)

この本は、「アクセプタンス&コミットメント・セラピー」あるいはACT(アクト)という心理療法を基に書かれた本で、心理的柔軟性を高めて、人生により多くの愛と豊かさを呼び込むためのテクニックが書いてある本です。

ACT(アクト)とは

心理学者スティーブン・ヘイズによって米国で創始され、カーク・ストローサルやケリー・ウィルソンを始めとする同僚によってさらなる発展を遂げた心理療法。

ACTは、うつから薬物中毒、仕事のストレス、統合失調症に至る、人間にまつわる様々な苦痛への効果が実証されてきた、科学に基づいたセラピーとのこと。

ACTは多くの強力な原理に基づいており、このセラピーで、心理的柔軟性が発達するそうです。

心理的柔軟性とは、現在に意識を置き、心を開き、その時すべきことをすること。

これが発達すると、人生がより充実したものになることが明らかになっているそうです。

なるほど、自分を変えるのにヒントがありそうな心理療法ですねぇ~(* ̄- ̄)

自分を変えるのはどうしたらいいの?

自分がとても参考になった部分をまとめてみました。

まず、考え方で納得できたのが

「愛を行動としてとらえる」ということです(p22~)

愛を感情ではなく行動としてとらえてみよう。

愛の感情は非常に気まぐれで、コントロールするのは不可能だ。

だが愛の行動は、あなたが何を感じていようとコントロール可能だ。

p22より

ACTは行動を重視しているそうです。

愛を感じない時に愛の行動をするのは非常に効果的だ。

愛の感情はすぐに消え失せるし、コントロールも不可能だが、愛の行動はいつでもどこでもできるからだ。

p23より

なるほどー。行動ならコントロールできそうですねぇ。

でもって、この本で何度も出てくる理論があります。

それがLOVEの原理です。

LOVE(愛)について考える良い手段だそうです。

…Letting go:思考を解き放つ

「心に囚われた状態」からの脱出。

心はひっきりなしにしゃべり続ける語り部で、心が物語る物語は「思考」と呼ばれる。

これは自分の世界の見方の繁栄にすぎないので、こうした物語に囚われると、真っ暗な深みに引きずり込まれてしまうそうです。

「思考を解き放つ」とは、これらの物語から自分を解放すること。

…Opening up:心を開く

心を開いて自分の感情を受け容れられるようになると、パートナーの感情も受け入れられるとのこと。真に親密な関係を望むならこれは必須のことだそうです。

…Valuing:価値づけする

「価値づけ」とは、「自分の設定した価値に基づいた行動をすること」だそうです。

この本では、健全な関係にかかわりの深い基本的価値に、

  • パートナーを思いやる
  • パートナーに貢献する
  • パートナーとつながる

という3つの価値を重要視しています。

…Engaging:現在に集中する

今この瞬間に集中し、パートナーに対して純粋な興味とオープンな心を持って接することだそうです。

集中とは、パートナーをはねつけたり無視したりそっぽを向いたりせず、相手と向き合って意識の中心に据えることと書いてありました。


いや~難しいですねぇ( ;∀;)

私はどう変わればいいのか…

行動を変える!

どう変えるか、

LOVEに合っている行動をする!

例えば、いつも「へぇ」とか言ってた返事を、やさしい返答にするとか。

ゆっくりと話を聞いてみるとか。

できることからやってみようと思います(;’∀’)

まとめ

親密な関係において、障害が尽きることはないそうです。

問題、困難、頭痛の種がとって現れますが、正しい姿勢をもっていれば困難も成長のきっかけになるとのこと。

ACTは、心理的柔軟性を高める機会をくれるだけでなく、二人の絆も強め、深めてくれるそうです。愛をもって行動しよう(ACT WITH LOVE)。だそうです(^▽^)/

本には、たくさんエクササイズが載っていて、とっても実践しやすいです!

どう変われば幸せになれるのかたくさんのヒントがつまっています。いつまでも仲の良いカップルを目指したい方、ぜひ読んでみることをおすすめします!


他にも本も読んでます!

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